昨夜実家から戻る途中、珈琲豆補充のため、駅前のド○ールコーヒーに立ち寄りました。
繁華街とは反対側のせいか、午後9時半の店内に客は僅かです。
ブレンド豆をひと袋掴んで「お願いします」とカウンターに持っていき、子供達と会計を待ちました。
・・・が。
カウンターのお兄さん、「いらっしゃいませ」と元気に言ったきり、レジも打たずに沈黙しているんです。
な、何を待ってるんだろうかこの人は。でもこれ以上、何も言う事はないし・・・
すると思い出したように、お兄さんはこうのたまいました。
「あ、店内でお召し上がりですか?」
珈琲豆を、ですか?
後ろに控えていたお姉さんが慌てて、「豆!マメだけ!」と小声でお兄さんに訴えます(全部聞こえてましたが)
そこで漸く気付いたお兄さん、多少上擦り気味の声で「おっお曵きしますか?!」と。
一部始終が狭い店内に響き渡っていたのは、言うまでもありません。
「・・・お、お願いします(ぶっ)・・・」
それから豆を曵き終わるまでの数分間がなんと長かったことか。
まさにスネークマンショー「これなんですか」の逆バージョンといった感じ(客じゃなく店員が恥ずかしいという意味で)
「ありがとうございましたぁ~!」
妙にハイテンションな声に見送られながら、子供達が言いました。
「きっと私達が居たから、何か飲んでいくと思ったんだね。」
そうだね、きっと。勘違いじゃなかったんだよ。
2人ともその気持ちを、いつまでも忘れないように。
何があったか知らないけれど、きっと物凄く大変な一日だったんだと思います。
家で待っていた夫が「『はいお願いします』って答えてみればよかったのに。皿にザ~ッと豆出されたかもよ」
と言ったのは、多分知らない方が幸せ 笑
正月早々お疲れさま。
もう少し休んでいた方が良いかも知れないよ、お兄さん。